石神千空という矛盾を抱えた男について。
こんにちは。ブルーブックです。
今回は石神千空という男について、語りたいと思います。
石神千空とは週刊少年ジャンプで連載されている「Dr.STONE」という作品の主人公です。まずはドクストという作品の世界観と魅力をお伝えしようと思います。
石神千空は科学大好きな超天才的な頭脳を持つ高校生。
ある日、謎の光が地球全体を包み、全ての生物は石化されてしまいます。突然体が石化したことへの混乱と諦念により、ほとんどの人が意識を手放していく中、復活の時が来ることを信じ途方もない秒数をカウントしている男がいました。それが石神千空です。
石化光線から3700年後の荒廃した世界で1人目を覚ました千空は、かつての文明を取り戻すため、自身の科学の知識を駆使して困難に立ち向かっていきます。仲間と出会ったり、対立したり、敵と戦ったり…などなど。なるべく分かりやすくドクストの魅力をお伝えしようと頑張ったのですが、私の文章なんかでは全体の１ミクロンくらいしか伝えられていないので、是非原作を読んでください！！！！本当×1000000に激あちちちち漫画ですので！！！！
そしてこの作品の主人公、石神千空。このとんでもない男について語らせてください。私が石神千空に一番どっぷり浸かっていた去年の3月に、我慢できずにスマホのメモに書き殴った文章を最近掘り起こしたので、ここに供養しておきます。この熱量と想いに誰かが共鳴してくれることを信じて…
（※ネタバレ有り）
基本的に否定しない千空の考え方が好き。
多様性っていうものの重要性をわかっているからだと思うけど、いろんな要素を受け入れる。だけど千空の考えを変えるわけじゃなくて、お前がそう思うならいいんじゃね？スタンスが好き。合理性オバケだからっていうのと、たぶん単純に千空の性格だと思うけど、弱音とか一切吐かなかったり自分を哀れんだりしないところが好き。弱音とかを吐くのが悪いってわけじゃないんだけどー…
3700年眠っててたった1人で意味わかんないジャングルみたいなところで目を覚まして、そこからたった1人で生活基盤を整えていくっていうガッチガチの孤独の中で途方も無い努力をしてたら、普通喚きたくなるし、泣きたくなるし、誰かにこんなに努力したって知ってほしいし、褒めてもらいたくならない？！
でも千空はそんなこと全く思わないんですよ。必要ないことだから。その考えできる千空が本当に好きです。
まじでずっと前に進むことしか考えてないんですよ。だからできることだと思うんです。千空も少し落ち込むというか、気持ちが沈んだり、もうダメかもと思うタイミングはあって。（百夜のこととか、司に殺されるときとか）でもそんな時でも千空は世界に絶望したり、嘆いたりすることはなくて、どうやって前に進むかや自分がいなくなった後の世界のことを考えていた。自分が生き返るヒントを杠に託したり、クロムたちに科学を託したり。
本当に自分を可愛がることをしない。というか興味がないんでしょうね。好きです。
そしてこれまで書いてたことひっくり返すようなこと言っちゃうんですけど…
千空先生仲間のこと大好きなんですよーーーーーーー！！！！！！！！そういうとこ！！！そういうとこだよ千空！！！！！
合理的っていうならさ、正直見限る方が手っ取り早いのでは？っていう場面もあったけど、千空は絶対に見捨てるようなことはしない。たぶんこれは千空の性格なのかな。いろんな人が必要っていうのもあるのかもしれないけど。
百夜にあんなに愛されて育ったら、簡単に仲間を見限るような人間にはなってないと思うけどね。百夜の愛ですかね。
誰も見捨てない、これの極論が司を助けたことですよね。
司は一度千空を殺してるんですよ。比喩とかじゃなくて本当に殺してます。そんな司が命の危機に晒された時、千空は損得とか駆け引きとか全く考えずに、本当に心から助けたいという思いから司を助けて、司が眠った時には涙を流すんです。
そういう人なんです千空は
そしてそういうとこが好き
科学にしか興味がないと言いながら、それは回り回って全てを愛すことになっているという…気づいてますか…千空先生…
全てを愛する千空先生は、文明を復興して、元の世界にあった様々なエンタメも復活させるって言ってるんです。←ここ好きポイント
エンタメって生きていくのに究極必要ないじゃないですか。まず切り捨てられるところ。でも千空はそんな無駄なエンタメも含めて全て復活させようとしている。エンタメも科学ですからね。石神村の人たちは理解できないのにクリスマスツリーを作ったりする、科学に付随して生まれるそういう文化も愛す千空というか、馬鹿にしてない千空が好き。
いろんな人の知識の結晶とか、そういうのが好きなんでしょうね千空は。
私はそんな千空が好きです。
千空って矛盾してるんですよ。
自分のマイナスな感情とかは無駄だとか言って無視するくせに、自分以外の無駄なことは受け入れるし、認めてる。
そういう～ちぐはぐなところがまた人間ぽくてす～～～～～ごい好き。
以上です。
ここに昇華できて去年の自分も満足してると思います。
ここを開設する理由の一つが「この文章をどこかに残したい」だったので、とても満足しています。
ありがとうございました。
次はどの推しについて語ろうかな
